解像

少しだけ寝坊して飲まず食わずで飛び出していつもの電車に間に合ったものの乗り換え電車が遅延して結局遅刻する人生。

 

苛立ちと空腹が綺麗に相殺し限りなく透明な精神状態のまま、時間だけが流れる。

頭の中はずっと不織布の模様で、吐瀉物跨いで家に帰る週末の夜。

  

駅前の大通りを抜けてから家に辿り着くまでの狭い路地のその間に居酒屋が3軒あって、金曜の夜から月曜の朝にかけて道の上は地獄の穴から噴き出したようなマグマで溢れている。思わず目を覆いたくなるような光景ではあるが、目を瞑って歩いていたら穴からそのまま落ちてしまうので、ちゃんと前を向いて歩いていかなくては、いけない。

 

 

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本家より好き。

 

疲れているとよりシンプルな方へ、よりローファイな方へと頭が流されていく。ビットレートの高いものを受け付けなくなる。

そして恐らく,、一生の8分の7くらいは疲れている。