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死にながら朝起きて死にながら満員電車して死にながら働いて死にながら満員電車して死にながら日記を書いている。死にながらなのに偉い。

別に週六勤務でも毎日残業でもいいんだが毎度「そんな掛からないと思うけどあとよろしく」みたいに予め費やす時間や労働力を過少に見積もられて丸投げされてると耐久もIQも大幅に削がれていく。その言葉が軽くしているのは、こちらの負担ではなくてあなたの後ろめたさだけだよ。それなら何も、言わないでほしい。インターネットの日記なのに仕事の愚痴をこぼしていて偉くないが、死にながらなのでプラマイゼロに!(今月の占い)

どうにか精神面の負担を減らしたくて日曜日、十年ぶりくらいにお香を買ってついでにちょっと洒脱なお香立ても買って、狭っ苦しい部屋で猿みたいに焚きまくって、五年ぶりくらいにcubase立ち上げて、三年ぶりくらいにギター引っ張り出して思うままに無茶苦茶に切断面で突き刺すような気持ちで掻きむしったものの、出来上がったのは百人いりゃ百人作れるみたいな寒過ぎるミディアムバラードで余計に駄目になり頭抱える。何もしなかったのと同じ。完全無。

ここ数日ずっと胸の奥が気持ち悪くて昨日はサラダだけ買って食べて全部どろどろ吐いてその後少し楽になって「おおこれは必要な痛みだったのだ」なんて思ったけど吐いて楽になってる場合じゃないだろと気づいて輪をかけて最悪。どうしようもない。優しい地獄が君の共鳴を待ってる。と真後ろの肺魚が嘶くがそれがもう腐っていることが振り返らずとも臭いでわかる。しかしそれは自分自身の死臭で……みたいな。思えば恐らく焚き過ぎたお香の煙で何かしらの中毒症状が出ていたのだと思う。いずれにせよ猿丸出しのダブルネガティブ。指先に残る亀裂。日付変わってから火傷するほど熱くて苦い珈琲飲んで、パーカーのフード目深に被って頭まで布団に潜ってから瞼の裏側を見ることでやっと元に戻れる。だが何に?明日目を覚ます約束が無ければきっともう目を覚まさないけど、どうせ死にながら朝起きて電車乗る。