0212

二月も中旬。

年が明けてからのこの一か月と少し、珍しく身の回りで色々あって思うこともそれなりにあって、そういったあれやこれやを書き留めておいて後々しっかり整理しようと、そう考えていたはずなのに、ある程度時間が経ってしまえばなんだか全部どうでもよくなっている。数行書いたままの下書きを、書き直す気力がまるで無い。

楽しかったことも悲しかったことも腹ただしかったことも言いたかったことも、あらゆる感情が「まあいいや」と「もういいや」の名のもとに集って行き、歩き疲れたように折り重なって斃死していく。アントワープルーベンス。けれど何者も迎えに来ないまま、それをそのままに生活は続く。喉元過ぎれば熱さ忘れる。忘れてないけど。覚えているだけ。知ってるだけ。飲み込んだ煮え湯が、体の中で冷めていくだけ。半端に受け身が得意なせいで、無駄にのたうち転がっている。それは本来不必要な痛みで、きっと少し動けば躱せた小石だ。分かっているのに何故躓くのか。去年の冬の唇の作り笑いで貰った傷は、今になってさえまだ痛むだろう.。僕らの言葉は枯れ葉みたいで、春になると見えなくなってしまう(終わってる)。

 

 

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