シュバルツ・ハーツシュバルツ・ハーツ

2年前までファミリーマートがあった場所に、またファミリーマートが出来ている。帰ってきたファミリーマート。その不屈さやリベンジ精神や呪いみたいなものには、ただただ畏敬の念を禁じえなくて、頭が垂直にがつんと下がる思いで、今度こそずっと脈々と続け…

HOOK

今日も太陽が明朗に微笑んでいて、それを避けるように逃げるように、後ろめたい気持ちで目を伏せ地下鉄に向かう。早く太陽も自分で選べる時代が来るといい。 地下鉄の車内。途中の駅で、こちらが詰めれば詰める分だけ大股を開いて座席を侵略してくるタイプの…

わだかまる

本日も快晴、夏も盛りという感じ。文月。 吉野家のタコライス。値段の割にちゃんとタコライス。タコライスを食べるために一人で沖縄風居酒屋に行くのが少々悲しかったのでこれは嬉しい。 趣味としてだらだら続けていた制作を、最後にちゃんとしたものを作っ…

じめじめ

土曜日。日が傾ぐのを待って外出。雨が降って止んでいる。 本を3冊買って喫茶店。アイスコーヒーを頼んで、15分待つ。 別に差し迫った予定もないし、早くコーヒーを飲みたくて仕方なかったわけでもなくて、空調の効いた部屋でソファーに腰掛けて煙草でも吸い…

解像

少しだけ寝坊して飲まず食わずで飛び出していつもの電車に間に合ったものの乗り換え電車が遅延して結局遅刻する人生。 苛立ちと空腹が綺麗に相殺し限りなく透明な精神状態のまま、時間だけが流れる。 頭の中はずっと不織布の模様で、吐瀉物跨いで家に帰る週…

雨、のち曇り、のち雨。置き傘ばかり増えていく。 止んだと思って出掛けたらまたすぐ降ってくる現象なんだろう。 雨男とか雨女とか自称する人が嬉しそうなのなんでだろう。 自虐を交えた雨男雨女の名の取り合いや張り合いは不毛だから止めにしよう。 かくい…

三毒

日曜日、曇り。雨が降る一歩手前のような湿度で、快適とは言い難いが決して暑すぎない、悪くない天気。逡巡の末、本日をそれなりの悪くない気分で過ごすことに決める。 知人と誘い合ってラーメンを食べに出かけるが、目当てのラーメン屋に辿り着く前に、通り…

デンデレラ

一週間書かなかっただけでもう文章の書き方を忘れている。 こまめに日記をつけるようにしたいのだが、如何せん無い袖は振れない。取り立てて書き留めることのない平坦な日々を過ごしてきたツケだ。 せめて最近色々買った本やCDについて何かしらの感想を書こ…

他人の帰り道

数少ない友人の引っ越しを手伝う。と言っても荷物の搬出や搬入は業者に頼んでいるので、手伝うのは搬入後の荷解きや家具の配置くらいだ。 あっさりと。滞りなく搬出が終わって、部屋の鍵を閉め駅まで歩く道すがら「この道を歩けるのはこれで最後だ」とか「あ…

水に眠る

日曜日、今日も快晴。無神経な日差し。歩く影がアスファルトに焦げつく。 遮蔽物の少ない大通りを避け路地を歩く。脇にある公園、タクシードライバーが煙草を吸っている。 子供の頃読んだ北村薫の短編で、夏のとても暑い日の中でとある男女がコンビニかどこ…

サマーエンド

ほかほかごはんの陽気。ふりかけの気分。ほぐされ混ぜられてゆっくりと希薄になっていく自我。 www.youtube.com このような反復

憂鬱だと涼しい

天気雨。狐や悪魔の結婚式。雨の中待たされて合流する頃にはすっかり止んでいる。 いつもより少しだけ早い時間に帰れたら、電車はいつもより少しだけ混んでいる。ドアガラスに項垂れかかる人をそのままに景色だけが動いて、太陽が尾翼を損傷したみたいに水平…

思い出じゃなくて好きになって

週末、何か世の中の善良さを知るための重大な手掛かり掴んだような気がして大事に握りしめていたその手を、今日になってよく見てみればただの握り拳。仕事上のストレス。 頭の中のエレベーターは短い間に上がったり下がったり。まるで複合商業ビルのそれ。

Come on my Selector

一日中雨。傘を持って出かけたのに途中でなくす。傘はその重要度や献身性のわりに人類から軽視されがち。平日と休日でダイヤが違うのは仕方ないのは重々承知。しかしいつだって土曜に出る日は恨めしい気持ち。慎重に韻を踏む。 昼食はコンビニで済ます。雨の…

Androgynous

イヤフォンとヘッドフォンが同時に壊れて買いに行く。夜なのに空が白い。 毎日薄靄がかかったような、幻術にかけられいるような、現実感に乏しい日々。 しかし思い返してみると、ただ食べて寝て起きて仕事だけの生活。その日の気温と空の模様に一喜一憂。以…

smile down upon us

宅配便を待っている。 伊勢丹の実店舗まで行ったのに、閉店間際、なんだか自分がみすぼらしいような後ろめたいような心持になって結局何も買わず、帰りの電車でオンライン購入した。財布。 午前便だと寝過ごすかもしれないから、12時~14時で時間指定したけ…

孤立した場所、相撲のための音楽機械

題名のない相撲に寄り添う音楽会 - 梨の礫の続き。

題名のない相撲に寄り添う音楽会

昨夜、日記に4つ動画を載せたのだが、それを全部まとめて再生してみるととても胸がすくことに気付いた。FLAMINGLIPSのZaireekaみたいに同時再生用に設計された音源なわけではないし、BPMもKeyも合ってないし音楽としては最低なのだが、その最低さが心地好い…

東京の若いバンド長回しで夜の街を徘徊しがち

この季節昼は暑いけど夜は涼しくて肌寒いくらいで風呂上りフラット最寄りのコンビニまで行くつもりがついつい2、3駅分くらい歩いてしまって絶句する。 www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com いうほど若くなかった

夕映え

空は曼荼羅。夏になってもこれくらいの気温ならばいいのに。 電車に乗っている人は皆死んだ目で毅然とした態度。 今日は珍しく冷蔵庫に肉が入っている。固く冷たい扉を開くとそこに未調理の肉が見える。生々しく赤く頼りなく柔らかな剥き出しの肉。 肉を内包…

Largo

ストレスとのバトルは全戦全敗。胸の内側が滝になって、インナーチャイルドは憤死。その下で育つ隠花植物。緩やかに。 出来るだけ多くの影を踏んで歩くのは、呪いなんかじゃなくて日差しが苦手だから。 朝。通勤電車、隣に吊り革に掴まりながら片手で鼻をほ…

Nicola Hodgkinsonを捜して

moteerというポストエレクトロニカの音楽レーベルがイギリスにあって、そこに所属する「The Remote Viewer」というユニットの「Let Your Heart Draw A Line」というアルバムの『I'm sad feeling!』という曲がとても好きだった。 だから「The Remote Viewer」…

鍵を返す

職場の引っ越し。派遣社員なので真っ当なサラリーマンより異動が多い。 楽しかった思い出なんてろくにないけれど、去る時はどうも少しだけ名残惜しいし、また一から新しい場所に飛び込むことを考えるといつだって気が重くなる。だからと言って、この先ずっと…

手遅れで

朝。珈琲、ホワイトチョコのしっとりフランス。タイトル買いの一品。ほんのりチョコレートの味がする甘いパン。やや甘すぎる嫌いがあるが、起きたばかりの口内にはこのしっとり感が好都合。出立。 昼。珈琲、コンビニで買ったブリトー(タコスミート)。良い。…

近未来

朝。珈琲、モッチクリームドーナツ。これはドーナツとは名ばかり、揚げパンにクリームを入れたようなもの。甘さと油のメリーゴーランド。鬼が喰らう食べ物。悪態をつきながらも完食。そろそろ珈琲もホットにすべきか。インターネットしかしないで過ごす。 夕…

巨大な無価値

朝。珈琲、杏ヨーグルト。外はまた雨。溜まった洗濯物を抱えコインランドリーへ。店内にはパソコンを開いている男が一人、目が合う。洗濯機や乾燥機が回り終わるまでずっとその場で時間を潰しているタイプの人間とは仲良くなれないと常々思うが、そもそもこ…

スペルバウンド

朝。珈琲、クロワッサン。雨。遠くに新宿の高層ビル、雲がかかって天辺が見えない。伝説の塔の様相。咳が止まらない。治りかけていた風邪が悪化している。ただでさえ終わらない長雨の中、朦朧とした意識で、夢見心地で歩く。終わっている感じ。ルーベンスの…

真昼

朝。やや寝坊。何も口にいれず出立。雨。去年もこんなに雨が多かったのだろうか。全く思い出せない。永遠の謎に。 昼。普段はいないのに何故かいた偉い人に誘われるまま焼肉屋へ。ランチセットを頼もうとするこちらの意思を無視して「遠慮するな」と矢継ぎ早…

口笛を吹くかもしれない

朝。珈琲、ミニストップで購入したドーナツミックス。3個入120円、格安。暴力的な甘さ。さながら糖分の大相撲、カロリーのカジュアルセックスといったところ。治りかけの風邪を引きずっている身にはかなり堪える。しかしながら苺・チョコ・プレーンと3種のド…

そうに決まってるって思ってた

朝。珈琲、牧場の朝(ヨーグルト)。優しい味。正しい味。夜明けのシンボル。軽やかさとまろやかさの私生児。これはもはや『牧場の朝』と言うよりも『天使の羽』とでも言った方がしっくりくる。これからはそう呼ぶことにする。固く心に約束して出立。土砂降り…

たゆたう

朝。目覚め。薬が効いたのか昨日よりは幾分体調がいい。珈琲。牧場の朝(ヨーグルト)。優しい味。未だ喉は痛むが耐えられないほどではない。勝利を確信。不本意にふいにした日曜日を取り戻すため、目的のないまま街へ出る。 行く当てなく神保町。少しでも多く…

私はおびえているかのように

喉の奥が石榴のように膨らんで、食べ物が喉を通らない。珈琲で流し込むのにさえ鋭利な痛みが伴い、ぬるい涙が滲む。どうやら風邪をひいてしまったらしい。 季節の変わり目に体調を崩すことはあっても、ここまでのは久し振りだ。風邪というものを舐めていた。…

夢が到着するまで目を閉じて

朝。ギリギリで目が覚める。珈琲。雨。細くて薄い傘で出立。 急ぐ足、曇る視界、傘を雨が叩く音。何も見えていないし何も聞こえない。 その状態のまま気が付けば一日が終わる。 かろうじて、という感じ。遠回りしながらゆっくりと地獄に落ちてゆく。 www.you…

マーク

朝。珈琲。食べるものが何もない。昨夜コンビニに寄った時にパンを買うべきだった。悔恨の至り。苦虫を噛み潰して出立。 行きがけに駅の売店でカロリーメイト(フルーツ味)を購入。タイミングで食べようと考えていたのだが結局食べられず。明日の朝食とする。…

おめおめと

朝。珈琲、ミニクロワッサン。部屋にいるより外の方が涼しい。雨が降ったあと。 夜。神保町、すずらん通り。夏の終わりの風がゆっくりと吹き抜ける。有名な古書店街は軒並みシャッターが下り、人影もまばら。薄暗闇の中でぼんやりと光るすずらんの形の街燈。…

スパシーババジャールスタ

朝。サブレ、珈琲。サブレはローソンで買った『ラ・メール・プラール』という品。味に特筆すべきことなし。好天気、洗濯。喉が渇く。 昼。コンビニ。女子大生と思しきアルバイトの店員、話し方もレジの打ち方もこなれ感が凄い。ネームプレートを見たら〈トレ…

おめでとう

朝。珈琲、おとうふどーなつ(紅茶味)。無駄な甘さがなく、ストイックな印象。紅茶の爽やかな香りと仄かな渋味が起き抜けの舌に心地いい。味自体は理想に近いのだが、多分に湿り気を含んだぼてっとした食感が少々ひっかかる。今俺豆腐食ってんだなという無視…

やよい

朝、珈琲、昨日の残りのオールドファッション。やはり普通のオールドファッションより甘い。甘いものは嫌いではないが、酸味や苦味のないシンプルな砂糖の甘さは苦手だ。忸怩たる思いを胸に出立。 夜、帰り道。傘を差さないで済む程度の小雨。凹凸のない綺麗…

笑顔でさようなら

朝、執行の日を迎える受刑者の気持ちで目覚める。銃殺の朝。珈琲、ローソンのオールドファッション。甘すぎるので半分だけ。外は雨。沈痛な気分に合わせ黒い大きな傘で出発。雨は電車に乗っているうちに止んでしまう。 昼、ミックスサンド、珈琲。たまごとハ…

0906

朝、珈琲、ライフで購入した北海道ミルクリング。見た目は普通のドーナツ。味は完全にサーターアンダギー。北海道と沖縄が環状に繋がったというイメージ。嫌いではないが思いのほか重かったので一つだけ。出社。 昨日よりも暑い。8月を越えて、これから徐々…

0905

9月になってもまだ暑く、暑いと言ってもまだマシで、マシだと言ってもただ暑い、やるせない一日。太陽の当たるところと当たらないところが互いに牽制し合いながらゆっくりと移動して人々から集中力を奪っていく。誰も彼も「生まれてからいいことなんて一つと…

リハビリ

もう10年近く前。大学を卒業できずに中退してしばらくニートをしているうちに、ちゃんと卒業して働いている友人たちに負い目を感じて、避けるようになっていって、誰とも喋らずにどんどん内に籠っていって、このままではいかんと大量募集の派遣の仕事に飛び…