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巨大な無価値

朝。珈琲、杏ヨーグルト。外はまた雨。溜まった洗濯物を抱えコインランドリーへ。店内にはパソコンを開いている男が一人、目が合う。洗濯機や乾燥機が回り終わるまでずっとその場で時間を潰しているタイプの人間とは仲良くなれないと常々思うが、そもそもこちらがどれだけ望もうが大概の人間とは仲良くなれないのだった。じめじめとした天気。

夜。神保町。知り合いと会う。大衆居酒屋で酒も頼まず肉豆腐、大根煮。ドロドロに煮崩れして味が隅々までしゅんでいて好印象。しかしどこか整然とし過ぎというか狙いすました味というか。もう少しざっくりと残り物を煮込んだような、狭い台所で作ったような、一抹の寂寥感が含まれてる方が好みだ。宛の無い理想。業突く張り。

蝶と蛾の話。触角で見分ける。どちらも怖いという話。店から出ると雨は上がっている。

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変拍子がとかキメの連続がとかそんな小難しいこと一切どうでもよくてとにかく胸が踊って締め付けられて、普段動かない部分の感情が爆発しそうになる。負い目も引け目もなくただ好きで好きでどうしよもなくて切ないくらい。