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Come on my Selector

一日中雨。傘を持って出かけたのに途中でなくす。傘はその重要度や献身性のわりに人類から軽視されがち。平日と休日でダイヤが違うのは仕方ないのは重々承知。しかしいつだって土曜に出る日は恨めしい気持ち。慎重に韻を踏む。

 

昼食はコンビニで済ます。雨の日は食欲が落ちる。セブンイレブンのおむすび&おかずセット / 298円。おにぎり2個(鮭・ツナ)に申し訳程度のおかずとして卵焼きとウインナーとからあげが一切れずつ入っている。これを昼食とするのは客観的にも主観的にもひどく侘しい気持ちだが、家庭弁当の定番である卵焼きやウインナーというチョイスがそれなりのノスタルジーや安心感を与えてくれ、食べていくうちに見た目の貧しさが健気さに変わってくる。これには決して嫌いになれない真実味がある。

日常、息遣い。寂と軽み。もし松尾芭蕉が現代に生きていたならばこの弁当を課題にして弟子たちに句を詠ませていたことだろう。

 

帰りの電車でまた傘をなくす。

 

多分もう会えない人に対して、なんとなく気が引けて言わなかった言葉や後になってこう言えばよかったという言葉が頭の中で溜まり過ぎていて、次に出会う多分もう会えないだろう人には死ぬほど優しくて綺麗な言葉を目一杯掛けられる気がする。例え望まれなかったとしても。

これは成長でも優しさでもなくて代替行為だ。わかっているから許してほしい。

 

 

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