倒壊

いつも仕事の日は6時に起きて6時30分には家を出ている。昨晩は寝つきが悪く1時手前まで起きていて、今朝目を覚ましスマートフォンを見たら時計は50分の表示。慌てて跳ね起き無心で着替えて寝癖だけ梳かして飛び出すと、外は真っ暗な世界。これだけ世界が暗くなったなら、会社だってもうすっかり無くなっているかもな。などとぼんやり思いながら、もう一度時計を確認するとAM2:55。寝ぼけてたとかドジだとか、知り合いに話せるような笑い話にはならないレベルの、もっとシリアスな何か。部屋に戻って崩れ落ちる。バカのやるジェンガ

夕方は豪雨。地上駅のプラットホーム。雨が打ち付けるへりの部分を、白いような緑のような透明なような大きな蜘蛛が線路と平行に歩いていく。もう少し脇に逸れれば、屋根のあるところに入れば、濡れなくてすむのに、大雨にはしゃぐ子どもみたいに、雨の中を進んでいく。蜘蛛にとって幸せとは何か?初めて考えてみるけれど、電車が来てしまい時間切れ。全ての時間は限られている、それは救いなのかもしれない。そのことについても考えてみたけれど、これも時間切れ。もう随分長い間、考えることが出来ないでいる。

帰りの交差点信号待ち。目の前を通り過ぎるどす黒い車のスモークガラスに映った自分の真後ろに、髪の長い女性が5人ほど並んでいて心臓が止まるほど驚く。雨音以外何の音もしなかったから、誰かが後ろに立っているなんて全く気付きもしなかった。振り返って確認はしなかったけれど、あれはひょっとして幽霊だったのかもしれない。あるいは何かの象徴だったのかもしれない。思い出せそうで出せないどこかで聞いた話。

最近買った本はどれもはずれ。JJ180とかコーマエンジェルとかアイスナインとか、なんでもいいけどなんせその辺のものを食べたいな。

 

www.youtube.com